無人島前夜か

この連休、私も行くはずだったじいちゃんの墓参り。妹とおかんが無事帰ってきたみたい。気丈だったおばちゃんがぼけ始めているとか、ずっと手作りの干物やかまぼこを送り続けてくれているおっちゃんが心臓の大手術をしたけど元気だとか、泊まった宿の自慢の大浴場が故障中だったとかいろんな話を電話で聞く。
その中で一番衝撃的だったのが樺島の島民がなんと32人になったいうこと。つい何年か前までちゃんと小学校まであって、家もけっこうあって、橋が架かってるから若い人もそこそこおるもんか思とった。こんなに深刻だとは。
若い人が住んでられなくなった理由のひとつが魚が全然とれなくなったからだそうだ。漁師ができなくなり、水産加工の工場もなくなり、町に働きに出る。それなら、町に住んだ方が交通が便利だ。長崎市内までバスで1時間以上(それにあのバス、またすごい揺れでしんどいんですわ)かかるんやから。
年寄りが死に絶えたら、島は無人島になるかもしれない。今も家はほとんど空き家らしい。住之江に住むおっちゃんが帰りたい、いうてるらしいけど、奥さんに透析が必要やからちょっと厳しいらしい。うちの妹曰く「だんなが車乗れる一やったら田舎暮らしもええかな」やて。見つけなさい、ええ人。