好き嫌い

最近読んだ本に、好き嫌いができたきっかけ、直ったきっかけ、という話題がのっていた。たとえば、

  • 給食がまずくてその料理が嫌いになった
  • 彼氏が好きだから付き合ううちに食べられるようになった
  • 妊娠して嗜好が変わった
  • 酒のみになって好きになった
  • ものの値段を知って食べな損、と思うようになった

などなど。
わたしは子供のころ卵焼きが嫌いだった。お弁当にはいつも入っていたし、それがまた塩のかたまりが入っていたり、黒こげだったり、カルシウム補強に?からが入っていたりでほんとにまずかった。おまけに、その茶色い卵焼きを見た同級生が「あんたのおかん、料理へたやな」いうではないか。それ以来、弁当のふたを立てて食べるようになった。朝の忙しいときにいろいろな家事を同時進行でやっているからしゃーないんやけど。中学の弁当がおわってからも、しばらくいやだった。ところが、卵屋さんの店先で焼いているのを食べて、柔らかくて甘くてうまい!と感激した。それ以来、時々家でも作るようになった。もっとも、卵食べすぎはよくないらしいのでほんタマに。
あ、母上の名誉のために。いま、晩ご飯に普通に出てくるときのだし巻きはうまい。あの味は、弁当の卵焼きだけのまずさだったことを断っとかんと怒られる。