生きていくということ

仕事帰りにばあちゃんの見舞いに寄った。ちょうど食事時だったので食べ終わるまで付き合った。「もう飯ええわ」言うとったんがなんやかんや言ううちにけっこう食べた。やっぱり一人ではおいしくないのだろう。
帰ってきて机のうえの郵便物を整理していると、ジェンベのクラスからのはがきだった。ぼちぼち始まるのかな、と思って何気なく読んでいて毛が逆立った。先生と一緒に旅をしていた人がそのアフリカ旅行中に交通事故で亡くなっていた!その人こそ、セネガルと私たちを結んでくれた人で、一緒にステージにも立った、陽気な酒飲みだった。
恒例のクラス会の季節がやってきた。わが6人クラスは年齢層ばらばらだった割りに団結が固く、誰も欠けることなく国家試験も合格した。卒業して4年、クラス会も年2回必ずやっている。
今回も6月に開こうということで連絡を回し始めた。一人、気になる人がいた。暫く前から体調を崩していて、入院している、という話が出ていた人だ。前から電話しよう、しようと思いながらなぜか怖くて連絡していなかった。今回、相方が思い切って連絡した。すると、お母さんが出ていわく、もう意識が定かでない状態らしい。もっと早くに連絡しようと思っていたのに。今週中には。