宇宙の神秘

三田へ行く車内で、おっちゃん二人組が熱心に天体について語っていた。

「太陽もいずれはエネルギーがなくなって爆発するんやで」
「星の光がこっちに届いているコロには星はもうないかもわからんのやで。なんせ光の速さで何万年もかかるんやから」
「光いうたら、一秒で地球7周半もする速さなんやで」

などなど、熱っぽく二人で語っては「ほんま、すごいな」といちいち感心しあっていた。私が小学生のころ科学の本と蚊なんかで読んだような話だが、大のおっちゃんが話しながらうなずきあっている様子に少年のような純粋さを感じた。